北さんのトーカ堂テレビショッピング

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マッスルエレメンツ13

 

<よくある質問>
どのような支払方法があるのですか?
弊社では、「代金引換」「コンビニエンス決済」「クレジットカード払い」「ショッピングクレジット払い」がございます。ご注文時にお選びくださいませ。

 

領収証は発行できますか?
【代金引換の場合】
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領収証をご希望の場合は予めご連絡くださいませ。カード会社からの入金確認完了後に発行・郵送させて頂きます。

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お支払い方法により異なることもありますが、全般的に「1週間から10日間前後」にてお届けしております。
但し、商品によっては、入荷状況などにより通常の納期より遅くなる場合もございます。予め、お問い合わせくださいませ。

 

配達指定(日付・時間帯等)の指定はできますか?
はい、配達日・配達時間は商品ご購入時にご指定頂けます。
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【配達時間帯】
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株式会社トーカ堂 代表取締役 北義則さんに聞く

聞き手 脇浜紀子さん●京都産業大学現代社会学部教授

きた・よしのり
福岡大学体育学部(現スポーツ科学郎)卒業。1953年、福岡県生まれ。81年に陶器を扱う陶草堂を創業、91年に株式会社トーカ堂を設立し、テレビショッピングなどの通販事業を展開。自ら出演するテレビショッピングの番組は全国に放映され、独特の柔らかいセールストークにファンも多い。

 

<<たまたま始めたテレビショッピングから、現在はメディアミックスヘ>>

脇浜 本日は、テレビショッピングでおなじみの株式会社トーカ堂の北義則様にお話を伺います。
博多近郊にあるトーカ堂さんの本社におじゃましていますが、ここはいわゆるオフィスビルではなく、まるで北米の郊外にある邸宅のような外観です。この素敵な建物が見えたときはちょっと驚きましたが、これは北さんのご趣昧でしょうか。

 

北 いえいえ、全く違います。友人がカナダからの輸入住宅を扱う仕事をしており、また私の妻の実家の土地が空いていたので建てました。
テレビショッピングは妻の実家近くにあった借家の一室でたまたま始めたのですが、このビジネスはいつだめになるか分からないというリスキーな性格があります。そうなったら、この外国風のおしゃれな建物を使ってレストランを始めようかな、などと考えたのです。

 

脇浜 そうでしたか。いま、「たまたま、テレビショッピングを始めた」とおっしやいましたが、現在のメインはやはりテレビショッピングですか。

 

北 テレビショッピングとインターネット販売を連動させたメディアミックスを展開しており、私の長男が12年くらい前から、次男は6~7年前から手伝ってくれています。また、5~6年前からは太陽光エネルギーのビジネスを、これは別会社として手掛けています。
これまでは30分や1時間という決まった枠の番組でやってきたテレビショッピングが、時代の流れでだんだん変わってきたという実感があります。いつか私の子どもたちの代になった頃には、もっと変わっているでしょう。
企業は環境の変化に対応して、アメーバのように姿を変えていかないと生き残れないと思います。ですから、テレビショッピング1本でやっていこうというつもりは少しもありませんでしたね。

脇浜 それは意外ですね。

 

<<サラリーマンからバン屋さんへ、さらに陶器の卸業ヘ>>

脇浜 事業がどんどん変わっていくというお話も、のちほど詳しくお伺いしたいのですが、その前に、北さんといえば、やはりテレビショッピングの独特のトークを皆さんもよくご存じだと思います。あれはご自分で演出というか、意図してなさっているのですか。最初から、いまのようにスラスラとお話しになれましたか。

 

北 しゃべれませんよ(笑)。演出ではなく、自然なスタイルです。現在のような1時間番組という形のテレビショッピングは、福岡が発祥の地だったようです。私か初めて参加した頃は陶器の卸業を営んでいたため、有田焼の大きな飾り壷や、陶画といって陶製の額などをテレビショッピングで販売していました。

 

脇浜 トーカ堂さんの前身といいますか、発祥は陶器を扱う会社だったそうですね。

 

北 ええ、陶器の的はバン呈さんです。27歳の時にサーフリーマンを辞めて、パン屋さんで独立しました。
かつて、福岡に博多米軍キャンプという基地があり、父がそこで働いていたため、私は18歳まで基地内の社宅で育ちましたが、そこはまさに日本の中の米国でした。学校は基地の外にある日本の学校に通いましたが、そういう環境だったので、さまざまな影響を受けました。食生活も同様で、基地内でよく食べていたハンバーガーやホットドッグか、なぜ日本にはないのかと思っていたのです。パン屋さんでそういうものを売って、チェーン展開しようと志しました。

 

脇浜 そのパンが陶器になったのは、どういういきさつがあったのでしょうか。

 

北 サンドイッチを作って販売したところ、周囲にバン屋さんか何軒もできてしまったのです。そのため、小売りではなく、幼稚園や小・中学校、高校などにサンドイッチを納入するようにしました。ところが、妻と2人で夜中の1時頃から作りはじめるという昼夜逆転の生活が続き、多いときで1日に1000個も作っていたものですから、とうとう体を壊してしまいました。
そこで、有田焼の窯元にいる叔父に相談したところ、うちの倉庫にあるものを売ってこいと言われて、陶華堂という名前で始めました。1981年の春でしたね。

 

脇浜 では、最初は通信販売とは全然関係がなかったのですね。

 

 それでも、後に通販を始めて最初に扱ったのはパン焼き器でした。家庭でパンが焼けるホームベーカリーが、確か1万9800円だったと思います。

 

<<毎回、企業としての生死をかけて、新しいアイデアで試行錯誤>>

 

脇浜 社名を陶華堂からカタカナの「トーカ党」に変えたのは、何かきっかけがおありでしたか。

 

 テレビショッピングのスポンサーとしては、漢字3文字の「陶華堂」はちょっと堅いし、取り扱い商品か陶器に限定されるイメージもあるので、創業から10年後の1991年に、「トーカ堂」という現在の社名にしました。

 

脇浜 どのタイミングで、「よし、これからの時代はテレビショッピングだ」とお思いになりましたか。

 

北 いえ、そう思ったことはありません。たまたま、テレビショッピングのお話をいただいたということです。広告代理店から連絡があって、テレビショッピングのスポンサー企業に陶器を卸してほしいというのが始まりでした。
かつてのテレビショッピングの事業は、いつだめになるか分からないという非常に不安定な、ベンチャー企業的な性格がありました。というのは、何社かのスポンサー企業が集まって1時間の番組を作っていたのですか、スポンサーによって売れるところと売れないところが出てくるのです。しかし、一緒に番組を作っているので、売れないからといって1社だけ途中で抜けることが難しい。全く売れなくても、費用は売れているところと同じように出ていくわけです。ギリギリまでがまんをして続けた結果、最後は倒産するところもありました。毎回毎回、企業としての生死がかかっていたので、私としてはいつやめようか、いつやめようかと思っていたのです。「川の流れに身を任せ」といいますか、私はそうやって続けてきて、いいときも悪いときもありましたが、幸い節目節目でヒット商品が生まれたおかげで今日かあるのかなと思います。
いまでは大手のテレビ局のほとんどがテレビショッピングの子会社を作って、テレビショッピングがこれだけ盛んになったので、他社の成功したノウハウを参考にすることもできるでしょう。しかし、私たちが始めた頃は他にやっているところがほとんどなく、まねのしようもない。毎回、新しいアイデアを考えて試行錯誤しなければなりませんでした。
その後、テレビショッピングを始める企業が増え、売り上げを大きく仲ばすところが出てくると、テレビ局もそういったところと優先的に手を組むなど、競争が激化しました。それに対抗するためには、海外まで出向いて仕入れをするなど、オリジナリティのある新しい商材を生み出す不断の努力を怠るわけにはいきません。

 

<<自分が商品に感勤しないと、お客様には伝わらない>>

 

脇浜 社長自ら商品のプレゼンテーションをするというスタイルも、アイデアの1つだったのですね。

北 そうなんです。私は、「自分が商品に感動しないとお客様には伝わらない」と信じています。一方、家電製品は量販店や電気屋さんに行けば同じようなものが置いてある。しかも対面販売ですから、お客様が詳しい説明を聞いたり値切ったりすることも可能です。テレビはそれかできないので、値段が高いと思われたら絶対に売れません。
そこで、私たちが最初の頃にやっていたのは、家電製品の新しい機種が発売される前に、現在の機種を安く販売するという方法です。次いで、家電メーカーのOEM生産によって差別化した製品を販売したところ、うまくいきましたか、しばらくすると他のテレビショッピングも同じことを始め
ました。
こういったいろいろな競争が激しい中で生き残っていかなくてはならないため、もうやめようと思ったことが何度もあります。

記事は、 https://daigakujihou.shidairen.or.jp/download/?issue=380&section=8 より引用

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